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Day03
01

治ったと思った風邪だが、昨日から咳がひどくなり、体調がとても悪い。

午後1時から、ボランティアスタッフのミーティングに出た。大会運営を手伝うのも、今回参加した目的の一つだ。

ハリケーンのせいで川沿いの道路が崩壊してしまい、コースの一部がなくなってしまったので、新たにコースとチェックポイントを設定。ルール変更もたくさんあった。

家を流されてしまった人たちもいて、正直、レースをしている場合なんだろうかと非常に恐縮したが、もはやCMWCは、この地域を上げての一大イベントになっているのだから、これまで準備に協力してくれた人たちのためにも無事に成功させようと、思いを新たにした。

02

今回のレースは「リアル」にこだわっていて、CMWC史上初めてレース中に携帯電話を使うそうだ。なかなかいいアイデアだ。他の日本人参加者たちのためにもしっかり聞いておこう。
参加者全員に1台ずつ携帯電話が支給されるとのことだが、自分がもらった携帯電話は新品にもかかわらず壊れていた。
大丈夫か?先が思いやられる。
交換してもらったものは使えたが、果たしてイメージ通りに上手く運営できるのか?

03

レースコースの下見をする。
マップを見ながら走るが、目を疑うような道もありよく分からない。すれ違うメッセンジャーたちも皆、迷っていた。
「まさか、ここ通るの?すごいなぁ」
完全にオフロードだった。
皆口々に、「サス付きのMTBが必要だ」と言っていた。

04

午後3時に、ワールドウェルカムパーティーが開かれ、参加者全員大集合。
食事も素晴らしかったし、マリンバの生演奏や、市長の挨拶、湖畔の眺めも最高で、みんな上機嫌だった。

ここでレースの注意事項が発表された。ルールは毎年少しずつ異なっているが、今年のルールはえらく難しく感じた。
レースコースも完全封鎖ができないから、コース上では車、子ども、犬に十分気を付けるように、とのこと。本当にリアルだ。

05

その後、グループライドがあり、全員でメイン通りを抜けて大きな教会へ。

グループフォトを撮ってくれるのは、グラフィティアーティストのフーチュラだ。素晴らしい!
彼も昔メッセンジャーをやっていた時があり、ナディアの同期なので、今回はプライベート参加ってことで、撮影の手伝いをしてくれているらしい。周りを見ても、誰も彼に気安く話しかけたりしていない。みんな大人だ。
本当はものすごく彼のサインが欲しかったけど、自分もミーハー心をぐっと堪えた。

06

ナディアから聞いた話。
このCMWCでグアテマラに来る前に、ナディアとフーチュラはメキシコシティに寄って、自転車のイベントに参加したそうだ。そこでフーチュラのエキシビジョンがあり、彼のサイン会では1000人を超えるファンが殺到したとか。
ほとんどの人は彼の本などにサインを書いてもらっていたが、ある女性はパンツを脱ぎ、彼女のお尻に彼のサインをおねだりした。それだけでも驚くが、いった ん休憩に入り、ご飯を食べ終わってからまた会場に戻ると、さっきの女性がまた来て「ほら見て!」とお尻を出し、彼のサインのままタトゥーを入れてしまって たんだって。
メキシコ人、やるな~!なんて思ったけど、そこまで熱狂的にさせてしまうフーチュラは、やっぱりレジェンドだな、と改めて思った。

教会前で初めて一堂に会した日本人たちは、さっそくグループ登録を済ませた。
チーム名は「ジャパナチェル タカタ」に決まった。
今年は全部で11人。
自分の他に、シノ、ジュリ、マツド、トミー、サンテ、ユタカ、ユキ(以上東京)、タクヤ(京都)、エイスケ(元メッセンジャー)、アサカ(ライター)

07

その後、またレースコースを試走。明日は朝からレースの予選だ。
日が暮れて暗くてよく分からないのと、地図が結構適当だったので、本当に道が合っているのか分からないまま、本番を迎えることになってしまった。
そのまま、今夜開催されているサブイベントの競技会場へ向かった。


到着すると、スタンディング大会の真っ最中で、15人ほどが勝ち残っていた。その中に、シノ、ジュリ、マツドが入っていた。

自転車に乗ったままじっとして、バランスを保つ競技だ。勝敗が付かない場合は徐々に自転車から体を離し、片手→両手→片足→両足と、どんどん離していくことになる。
両手と片足を離す段階で、次々と脱落者が出て、マツドがかろうじて残ったので、優勝か!!と思いきや、会場の端の方で、ものすごい安定感で片足1本で1分くらいスタンディングし続けるメッセンジャーがいた。ブッチギリの優勝だった!すごい。

08

その後、後ろ周りに周回を重ねるバックワードサークルという競技があり、それもさっきと同じ奴が23周して優勝していた。ドイツ人のフェイトだ。
優勝候補として個人的に期待していたポートランドのメイソンは、1回目は20周でトップに立っていたが、2回目は3周くらいでバランスを崩し、フェイトに逆転を許してしまった。残念!
メイソンは2003年のシアトルでの世界戦の時に、バックワードで優勝していた猛者で、いつも100周くらいできるのに…。

会場には、元メッセンジャーのRK、ケースケくん、コウジくんの3人も到着。今回はたまたまサーフィンをやりに来て、ついでにこっちの会場にも立ち寄ったんだとか。
日本と地球の反対側で会うなんて、狭いというか、不思議なものだ。

さぁ、明日はいよいよメインレースの予選だ!