THIS IS A BIKE


『これは自転車です。』なんて普通に訳してはいけません!『A』のトレードマークに象られた“道”は、それぞれが走っていく道、それを彩る景色、その先にある未来‐自転車という相棒と生きていく人生
という意味が込められているのです。
このインタビューでは、様々なフィールドで活躍する人の自転車との出会いや、自転車と共にある人生、自転車を通したライフスタイルを通して、それぞれの『THIS IS A BIKE』を紹介していきます。

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ITO noriaki

01

トライアスロンを始めたきっかけは?

自分は小・中・高・大学2年までの10年間、バスケットボールをずっとやってきたんですが、大学のバスケ部は関東学生リーグ5部でハイレベルの場から遠かったので自分には物足りず、大学2年生の時にトライアスロンに転向したのが始まりです。
トライアスロンは自分一人でやる競技で、練習した分だけ自分に成果として返ってくるところが魅力でした。

 

02

これまでのレースの戦績は?

20歳の時、浜名湖の大会でトライアスロンデビューして、大学時代は2年、3年、4年生の時にインカレ(全国学生選手権大会)に出場して、77位→44位→5位と段々上がっていきました。
大学卒業後、トライアスロンがシドニーオリンピックの正式種目になったこともあり出場を目指して頑張りました。アジア選手権やユニバーシアードには出れましたが、オリンピックは結局同年代で活躍していた西内くんにもっていかれました。

 

03

ずいぶんハイレベルな成績なんですね。ちなみに、過去最高のレースは?

年間20レース以上に出場することもありますが、このうち納得できるレースは1つか2つくらいなんです。
過去最高って言うと、1999年に横須賀で開かれた日産カップの大会ですね。
スイムからバイク、ランまで、ブライアン・スプリングスビーという海外の有力選手と競り続けて、最後の最後で自分が競り勝って優勝したんですが、たくさんの方が応援してくれる中で結果を出せたので最高でした。

04

伊藤さんにとってトライアスロンの魅力とは?
どういうところにハマったんでしょう?

練習したら、した分だけ結果として返ってくるところですかね。周りに認めてもらえるのが嬉しいという気持ちも少しありました。
最近はよく「自分との戦い」とか「チャレンジスポーツ」と言われていますが、自分の身体の声を聞いて自分と駆け引きをする、自分と向き合うにはうってつけのスポーツだと思います。

現役の頃、「練習しない伊藤」とよく呼ばれていたんですが、それでもレースになるとなぜか強かったんです。(笑)それは少ない練習でいかに最大の効果を出せるかを常に考えながら練習していたからだと思います。そういう部分では自分に向いていたスポーツだったかもしれません。
それでも競技中に「何でこんな事やってるんだろう」って思ったことは何度もありましたけどね。(笑)

05

トライアスロンは日々のトレーニングが重要だと思いますが、大変だったことは何かありますか?

大学時代はトライアスロンを始める前から新聞配達をしていて、結局卒業するまで4年間やり続けたんですが、レースの時にお休みをもらうのが大変でした。配達は通常、朝の3時〜8時でしたが、土曜日の配達を終えてからレース会場まで移動し、日曜日にレースをして、帰ったらまた月曜の3時から朝刊を配るっていうスケジュールでやっていました。
販売店では自分が一番若かったので、エレベータのないビルや団地、坂や階段の多い区域をよく配らされてましたね。

何かそれが既に足腰を鍛えるトレーニングになっていたようにも思えますけど。(笑)
新聞配達をやっていた人は尊敬します!

06

トライアスロンの選手が乗る自転車ってすごく高価なイメージがありますが、伊藤さんの自転車もやっぱり高いんですか?

今はFELTというドイツ製のフレームに乗っていて、フレームとフルクラムのレーシングスピードという前後ホイール、それに各パーツを合計すると全部で100万円以上になりますね。
FELTのDAとF1という2台に乗っていますが、両方ともそれくらいの額です。(笑)

ちょっと高過ぎじゃないですか? オチオチ駐輪もできませんね。
値段に比例してそんなに性能も変わるんですか? 軽さとか。

軽いですよ〜(笑)  F1は全部で6.8kgだし。

― 6.8kg!? なるほど、それなら100万円するでしょうね。
いやぁ、凄いけど手が出ないな〜。 一度でいいから乗ってみたいです(笑)

07

伊藤さんは今度(8月22−23日)の横浜トライアスロン大会の実行委員でもあるんですよね。 大会の見どころは、どの辺でしょう?

トライアスロンは見るのではなく、ホントは実際にやるのが一番いいんですが、今回に限っては是非レースを見て楽しんでもらいたいですね。
世界選手権シリーズ横浜大会は、北京オリンピックのメダリストをはじめ、スイム・バイク・ランどれをとっても超一流の選手が世界中から集まってレースをしますので、そのパフォーマンスに驚かされること間違いないでしょう。

また、今回は一般参加のレースはありませんが、エリートクラスの他に、ユースやキッズ部門のレースがあります。いまゴルフで注目されている石川遼くんも、以前は川越のキッズトライアスロンによく参加していました。
トライアスロンはファンダメンタルなスポーツなので、基礎体力を作るために取り組む他のスポーツ選手たちも多いんです。ちなみに、遼くんはトライアスロンも速かったそうですよ。(笑)

08

 

コースは、山下公園前の海を1.5km泳いで、自転車は赤レンガやみなとみらいへ向かう5kmの周回コースを8周する40km、ランニングは山下公園から県庁や横浜税関までの周回コースを4周する10km、合計51.5kmのコースで、トップ選手たちは2時間も掛からずに、最初から最後までトップスピードで駆け抜けますから、ぜひその迫力を間近で見て下さい。
赤レンガ倉庫前の長い直線では、時速60km/h近くで走る選手を間近で見れると思います。

 

一番の見物スポットは、山下公園ですね。
スイムからバイク、バイクからランのトランジッションも見れますし、目の前を選手が何度も通過します。公園内には観戦スタンドやビジョンなども設置される予定です。(コースマップをダウンロード

 

今回は交通規制を行なって市街地を駆け抜ける日本初の都市型レースとなります。
詳しくは大会のウェブサイトにコース紹介がありますので、ぜひ参考にして下さい。
2009トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会ウェブサイト